今年も、普段はボトム付近にいるゴカイなどの「バチ」が産卵のため水面へ浮いてきて、そのバチを食べにシーバスがやってくる、所謂「バチ抜けパターン」を楽しめる季節がやってきました。
バチパターンは一年を通して見ても「シーバスをイージーに釣りやすい時期」でもあるので、特にまだシーバスを釣ったことのないような初心者アングラーは、この時期から始めてみるのがオススメですよ、ほんと簡単に釣れますから。
ってことで今回は自宅近くにある水路で「そろそろバチパターンが通用するかな?」と調査してきましたので、そのレポートをシェアしておきます。

潮が全く動いておらず、一面「夜光虫」だらけ
釣行日データ
- 日付:2018/4/10
- 潮:長潮(干潮22:08)
- 時間:20時〜21時
- 天気:晴れ
- 風:微風
現場に着き、海を見るとあらびっくり、いつもは常に流れがある水路なのにも関わらず、今日は全く流れていません。「ここは海じゃなくて池なのか?」と自分の目を疑ってしまうほど静かな海でしたね、ほんとに。
しかも一面にピカピカと光る夜光虫が沸いており、「誰がどう見ても釣れなさそう」な雰囲気に、キャスト前から「今日は帰ろうかな・・・」という気持ちに後ろ髪を引かれながらも、【せっかく来たんだし1時間だけでも・・・】と、とにかくやってみることにしました。
細かいアタリはあるものの、全然乗らない

実績のある「ジャクソン にょろにょろ(→使い方)」から始めてみたよ
「今日はダメだろうな・・・」と、明らかにやる気のないふんわりとしたキャストでルアーを飛ばし、ダラダラとゆっくり巻いてくると、予想に反して一投目からカツン!という小さいアタリ。ボラに当たったような感じではなく、シーバスっぽいアタリです。
「お、いけるやん!」とさっきまでの怠慢が嘘のようにやる気を出し、とにかく投げ続けてはみたものの、毎投のようにあるカツン!という小さなアタリを乗せきることができません。明らかにサイズの小さいシーバスがアタってきてますね・・・。
で、このまま「にょろにょろ」を使っていてもフッキングしないだろうな・・・と考え、サイズが一回り小さな【ラッキークラフト ワンダー】を投入してみることに。
アタリはあるけど乗らないときはルアーチェンジがオススメ
ルアーを「ワンダー」に変えたところ、ようやくHIT!

個人的にシーバスバチパターンで実績のある「ワンダー」に付け替え、フルキャスト。ロッドを寝かし水面直下を1秒辺りハンドル一回転ほどのリトリーブスピードでゆーっくり引いてくると、その3投目。
ガツン!と明確なアタリと共にHIT!が、水面をバシャバシャと激しく暴れるも、全く引かない・・・やっぱりサイズが小さいな・・・。と、一気に抜き上げ。
上がってきたのは・・・

めっちゃ小さいシーバス(所謂チーバス)でした。さっきからアタってきていたのはこのサイズだったのんですね、そりゃなかなか乗らないわ。
まぁ、サイズは小さいとは言えシーバスがバチを意識していることは分かりましたので、「2018年度、南大阪バチパターン」開幕!と言ってもいいんじゃないでしょうか。これから6月までの間はバチパターンで比較的簡単にシーバスが釣れる時期なので、ぜひ狙ってみて下さいね。
今日のHITルアー
手にフックが刺さりテンションガタ落ち・・・
さて、一匹釣れたし「次はサイズアップや・・・」と気合を入れ、ルアーを手に持った瞬間、ブスっ!という感覚とともに手のひらに激痛が。そう、やってしまいました・・・。

手のひらにブスっとフックが刺さってしまったんです。幸い傷が浅くすぐに抜き取ることができましたが、この事故がキッカケでやる気の98%を失ってしまい、そのまま納竿とすることに。
次の大潮辺りでバチ抜けシーバスリベンジしたいと思うので、釣果が出ればまた報告しますねー!
バチパターンは年間を通してみても「簡単」な釣りだよ