今日の休みは家でゴロゴロしつつ、夕まずめになったらチニングしに近所の運河に行こうかなー・・・って思ってたんですが、その心を見抜いたのか、同棲中の彼女から「どっか連れてって」と悪魔なのか天使なのか分からない笑顔でお願いされてしまった・・・。
内心「めんどくせー」と思いつつ、しかし断れば今日一日部屋の端っこで縮こまりながら肩身の狭い思いをしなければならない未来が見えたので、2つ返事で「うん、じゃあどこに行こうか?」と答えておくことに。
で、結局兵庫県は「淡路島」に行くことになり、1時間半ほどで現地に到着。着いたのが13時頃だったので、とりあえずランチに海鮮丼を食べてみることに。
まぁそこそこ美味しい海鮮丼で、僕も彼女も満足し、「じゃあ次どこに行こうか?」と話題を振るも、特に淡路島で行きたい観光地がない(というよりメジャーな観光地は全て行ったことがある)
ってことで、ダメ元で「今日の晩御飯用にキスでも釣って帰らない?」と手に汗握りながら彼女に問いてみると、なんと「キス美味しいよね!釣って帰ろう!」と予想外の返答。
彼女の気が変わらない内に洲本にある「まるは釣具」へ足を運び、仕掛けと餌を購入し、いざ現地へ。
今回行ったポイント

僕は淡路島の釣りスポットにそれほど詳しくなく、キスが釣れるポイントも当然知らないので、とにかく車を走らせポイントを探してみることに。
15分ほど車を走らすと、いい感じのサーフに5人ぐらいの投げ釣り師を発見。これはやっとくべきだ!と、名前も知らない適当なサーフでキス釣りを楽しむことにしました。場所は淡路島東側の東浦周辺。詳しい名称は結局分かりませんでした。
仕掛けと餌も買ったし、良さげなポイントも見つけた。後はキスを釣るだけ!と意気込んでいると、ここで重大なミスに気が付きます。【俺、タックル持ってねーじゃねーか】という痛恨のミスを。
ベイトロッドとスピニングリール、夢の共演

何かないかなー・・・と車をあさっていると、いつ買ったか分からないベイトロッド1本と、10年ぐらい前に買ったカルディアKIXを発見。ベイトロッドにスピニングって・・・
と思いつつ、藁にもすがる思いでリールをセットしてみると・・・なんと、ピッタリ収まるではないでしょうか。ここに、種族を超えた夢の共演が現実となりました。

↑うん、違和感しかない。
まぁまともにキャストもできるし特に問題なさそうだから、今日は仕方なくこのタックル1本で勝負することに。彼女は日傘を指しながらKindleでずっと楽しそうに本を読んでいらっしゃいました。ほんと、機嫌が良くてなによりです。
キスが釣れない・・・
釣りを始めて30分が経過。どれだけ投げても投げてもキスが釣れてくれません。もちろん、何かしらの魚は釣れてくれるんだけど・・・

↑こいつ

↑こいつ

↑こいつ
とにかく外道が毎投HITしてきます。まぁ釣れないよりはマシか・・・と自分に言い聞かせ、とにかくキャストを繰り返し続けていると、コツン、グググググ・・・と、今までの魚とは格が違うアタリが。
アタリ的にキスではなさそうだけど、比較的大きな魚ということは間違いない。慎重にやり取り、波に乗せて抜き上げてみると・・・

↑そこそこいいサイズのチャリコが釣れてくれました。いつもならリリースしてるサイズですが、キスが釣れていない状況に嫌気をさしている彼女が「一応持って帰ろう」と言い切るので、無駄な抵抗はせずキープすることに。
ちなみに餌は石ゴカイです。
ついにそのときが・・・
このチャリコを釣って10分経ったころ、海の状態に変化がでてきました、風が吹き始め、風波が立ち、先ほどの凪な感じとは裏腹、なんとなく「釣れそうな雰囲気」を醸し出しているではないでしょうか。
彼女に、このキャストでキスが釣れたらキスしてな!と、小学生並のギャグをかまし、不機嫌の油に水を注いだ感じが否めなくなったころ、待ちに待ったコツン、ブルブルブルというアタリが。これはキスや!と確信し、慎重に慎重に釣り上げてみると・・・

サイズは小さいですが、本命であるキスが釣れました!ホッと胸を撫で下ろし、彼女のほうをチラッと見ると、すっごい笑顔で「キス釣れたやん!」とお褒めの言葉。ほんとに安心しましたね、はい。
ちなみにキスはしてくれませんでした。
この後もキスの群れが接岸してきたのかアタリが続き、1時間ほど楽しんだ後、餌がなくなったため納竿としました。最終的な釣果はこんな感じ。

キス8匹とチャリコ1匹。ほんとは20匹とか30匹とか釣りたかったのですが、普段ルアー釣りばかりしている僕の投げ釣りの腕前はこの程度です。まぁ、食べれる分は確保できたのでよしとしましょう!

↑めっちゃ美味かったです、まじで。